working memory
working memoryは、単に情報を記憶するだけでなく、その情報を頭の中で操作して処理する能力を指します。例えば、暗算をしたり、文章を読みながら前の文の内容を保持して理解したりする際に不可欠な機能です。単なる短期記憶(short-term memory)が情報の一時的な保管庫であるのに対し、working memoryは情報を能動的に活用する作業台のような役割を果たします。
認知心理学的な視点と活用
この概念は心理学や脳科学の分野で頻繁に用いられ、個人の学習能力や問題解決能力に深く関わっていると考えられています。ワーキングメモリの容量には個人差があり、一度に処理できる情報量が多いほど、複雑な指示を理解したり、高度な論理的思考を行ったりすることが容易になります。
short-term memory:情報を短時間だけ保持することに重点を置いた概念
working memory:保持した情報を操作し、推論や学習に利用することに重点を置いた概念
日常生活における具体例
日常生活の中では、電話番号をメモするまで一時的に記憶したり、料理のレシピを読みながら手順を順番に実行したりする動作がこれに当たります。もしワーキングメモリに負荷がかかりすぎると、今何をしようとしていたか忘れてしまうど忘れのような状態が起こりやすくなります。
意味
推論、理解、学習などの複雑なタスクを実行するために、情報を短期間だけ一時的に保持し、操作することができる容量の限られた認知システムのこと
The patient's working memory was tested by asking them to repeat a sequence of numbers in reverse order.
患者のワーキングメモリは、数字の列を逆順に復唱させることでテストされた。